展示販売会担当:ひだかはるな
こんばんは。
絵本展があと4日で終わってしまうだなんて…。
毎度この時期は寂しさでいっぱいになります。
改めまして、カフェユニゾン、展示販売会担当のはるなです。
ただいま開催中の「小さな絵本展ー8年間の軌跡ー」。
あと4日で終わってしまうのですが、14人のアーティストの皆さんに3日に分けてインタビューをさせていただきました。
(とても楽しかった!)
「誰かにみてもらって、何かを感じてもらえて、それは初めて絵本になると思うんです。」
「じぶんの絵を眺めてもらったときに、そのひと自身と向き合うきっかけ、そういう意味で一つの装置になったらいいなと。」
「毎日の日常をひとつひとつ記録しているかもしれません。」
アーティストの方ひとりひとりから、飛び出る"表現"に関する言葉。
その言葉を知ってから眺める作品はまた違う表情をしているような気がします。

そして、My Piece Art Projectの皆さんが、それぞれにお互いから刺激を受けている様子から、誰かの素敵な表現もその後ろ側や右や左につながっている誰かがいて、といろんなものの連鎖の先にひとつの作品があるのだな、とも感じて。
ひとつひとつの絵本や、原画、それぞれの作品をもう少しゆっくり眺められたらいいな、なんてことを思います。

My Piece Art Projectの発起人である佐久本さんが、インタビューのなか、このようなことをおっしゃいました。
「ひとりひとりのひとが毎日の日常のなかで「表現」をしている。
朝起きて誰かと話すこと、何か食べ物を買うこと、食べること、働くこと、誰かと出会うこと、何かを大切にすること、好きなことがあること。」
「そのすべてが表現で、本当はそのすべてがかけがえのないこと。」
絵本展の展示を飾り終えたあと、お店のなかをぐるっと見終えて。
わたしは何かをつくってみたくなったのをよくよく覚えています。
My Piece Art Projectの皆さんが、楽しそうに作業をされているのを見て、いいなって思いました。
思いっきり自分の感じたことを形にする。
その形が誰かの心をゆらして、そのゆらした先にまた誰かがいる。
そんな風に緩やかに繋がりの輪が広がるのは、なんだかとってもいいなって、そういうことをあと4日で終わってしまう絵本展に思います。

ご来場くださったお客さまから「この絵本が一番いいと思った!」と絵本の感想をうかがったとき。
壁に飾ってる絵をじっと長い時間見つめていたお客さまを眺めていたとき。
たくさん並ぶポストカードから、これ!と小学生のお客さまが決めていたとき。
その自分で決める様子を眺めているお母さまを見ていたとき。
サンプルの絵本をお席に持っていって読み聞かせをされている方を見つけたとき。
絵本展がユニゾンでできたことが本当に嬉しくなりました。
ぜひ、のこり4日間もおたのしみください。
そしてびびび!と来た原画があったら、ぜひお部屋にお持ち帰りください。
原画は絵本やポストカードに比べたら高価です。
でも、きっと、眺めるたび違う表情を見せてくれ、同じ温度で見つめ返してくれるその絵は、お客さまのことをときには勇気づけ、ときには優しく癒やしてくれると思うんです。

たっくさんの素敵な作品たちと、ご来場、お待ちしております!


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